夜尿症

小児の夜尿症の有病率は小学校入学時に、10%超です。夜尿症は毎年15-17%自然治癒しますが、生活指導をはじめとする治療介入により治癒率を2-3倍に高めることができ、治癒までの期間も短縮できます。

薬物療法とアラーム療法がある。
デスモプレシン（ミニリンメルト）は、抗利尿ホルモンの合成誘導体で、腎尿細管における水の再吸収を促進させて尿量を減じます。したがって本薬剤は夜間多尿である夜尿症患者で最も効果が出ます。

就眠中の排尿を気づかせ、覚醒してトイレに行くか、我慢できるようにすることで、夜尿しないようにする条件づけ療法です。夜間多尿の患者より、覚醒困難の患者の方がより有効です。

当院ではお子様と協力しておねしょからの完全卒業を目指しています。